YouTube運用代行の費用相場|料金プランと内訳を公開

「YouTube運用代行に頼むと、いくらかかるのか」「会社によって見積もりの金額が大きく違うのはなぜか」。YouTubeの外注を検討しているご担当者から、費用についてのご相談を数多くいただきます。
YouTube運用代行の費用は、会社ごとに料金体系も業務範囲も異なるため、金額だけを並べても比較が難しいものです。実際に、費用の安さを優先して依頼先を選んだものの、数値が伸びずに私たちへご相談いただいたケースもあります。
本記事では、YouTube運用代行として5年間、業種の異なる10以上の企業チャンネルを支援してきた株式会社NB2が、YouTube運用代行の費用相場と料金体系、その内訳を解説します。NB2の実際の料金も公開したうえで、費用対効果の考え方や、依頼前に確認したいポイントまでお伝えします。依頼先を選ぶ際の判断材料にしてください。
この記事でわかること
- YouTube運用代行の費用相場と、会社によって価格差が出る理由
- 初期費用と月額費用の内訳、追加費用が発生しやすいもの
- NB2の料金プランと、最低契約期間の考え方
- 費用対効果の考え方と、見積もり・依頼前に確認したいポイント
YouTube運用代行の費用相場
費用は「どこまで任せるか」で大きく変わる
YouTube運用代行と一口に言っても、請け負う業務の範囲は会社によってさまざまです。撮影や編集といった動画の制作を中心に請け負う会社もあれば、チャンネルの設計から企画、投稿設定、分析、改善提案まで、運用全体を戦略的に担う会社もあります。
費用を比較するときは、金額より先に「その金額で、何をどこまで任せられるのか」を確認することが大切です。同じ月額でも、含まれている業務がまったく違えば、単純には比べられません。
制作のみの会社と、戦略的に運用する会社の価格差
私たちの体感では、動画の制作を中心に請け負う会社と、YouTubeの仕組みやアルゴリズムを理解したうえで戦略的に運用する会社とでは、費用に倍以上の差がついている印象があります。
戦略的な運用では、動画をつくるだけでなく、市場調査に基づく企画、SEOを踏まえた投稿設定、数値の分析、改善施策の提案までを継続して行います。その分の工数と専門性が、費用に反映されるためです。
動画1本あたりの費用の目安
動画1本あたりの費用で見ると、制作のみの会社に、企画作成、撮影、編集、サムネイル制作までを依頼した場合、1本20万円以上になるイメージです。制作会社によっては、1本の制作で50万円ほどかかるケースもあります。
一方で、1本あたりの単価は投稿本数によっても大きく変わります。たとえばNB2では、毎日投稿のフルプランをご希望いただいた場合、**1本あたり6〜7万円(税別)**になります。投稿本数が多いほど1本あたりの単価は下がりますが、そのぶん月の総額は大きくなります。なお、NB2がこの単価で提供できているのは、投稿本数が多いことに加えて、価格面でも努力を重ねているためです。
YouTube運用代行の費用相場を見るときは、「1本あたりの単価」と「月の総額」の両方を確認し、そのうえで、どこまでの業務が含まれているかをあわせて比較してください。
YouTube運用代行の料金体系と内訳
NB2の料金体系は「初期費用+月額固定」
YouTube運用代行の料金体系は会社によって異なり、動画1本ごとに費用がかかる形もあれば、月額で決まった業務を請け負う形もあります。
NB2では、チャンネル立ち上げ時にかかる「初期費用」と、毎月の運用にかかる「月額固定費用」を組み合わせた料金体系としています。YouTubeは継続して運用してこそ成果が積み上がる媒体であるため、毎月決まった体制で企画から分析・改善までを回せる形にしています。
初期費用に含まれるもの
初期費用は、チャンネルの土台をつくるための費用です。NB2では、次の内容が初期費用に含まれ、月額費用とは別料金になります。
1つ目は、ヒアリングとコンセプト設計です。チャンネルの目的、ペルソナ・ターゲット、競合チャンネルや市場の状況、出演者についてすり合わせ、出演者のキャラクターと視聴者のニーズを掛け合わせた世界観を設計します。
2つ目は、チャンネルの開設です。会社用のGoogleアカウントでのチャンネル作成から、担当者や外部パートナーへの権限付与まで考慮して開設します。
3つ目は、チャンネル素材の作成です。アイコンやバナーに加えて、動画内で使用する専用素材や、オープニング・エンディング映像なども作成します。チャンネルの世界観と出演者の雰囲気が、どの動画からも一貫して伝わるようにするためです。
4つ目は、SEOの強化です。チャンネル名や概要欄などに、視聴者が検索しそうな言葉を自然に入れ、検索から見つけてもらいやすい状態を整えます。
立ち上げの具体的な進め方は、「企業YouTubeの始め方|法人チャンネル開設から初投稿までの手順」で詳しく解説しています。
月額費用に含まれるもの
月額費用は、毎月の運用にかかる費用です。プランによって異なりますが、NB2では次の業務を標準としています。
- 企画作成:市場調査で視聴者のニーズを分析し、クライアント様の目的・強みと掛け合わせて企画を作成します
- 撮影・編集:企画に沿って撮影し、動画を編集します(プランにより含まれない場合があります)
- サムネイル制作:視聴者が最初に目にするサムネイルを、動画の中身と一体で考えて制作します
- SEO改善・投稿設定:タイトルや説明文などを、SEOの観点を踏まえて設定・改善します
- 分析・改善施策提案:数値やチャンネルの状況を分析し、次の企画や改善施策をご提案します
制作だけでなく、分析と改善施策の提案までを毎月の運用に含めているのは、投稿して終わりではなく、数字を見ながら企画を磨き続けることが成果につながると考えているためです。
追加費用が発生しやすいもの
月額費用とは別に、追加費用が発生しやすいものもあります。NB2の場合、代表的なのは次の2つです。
- 遠方での撮影:撮影場所と撮影時間によって費用が変動します
- 動画コンテンツをもとにした記事作成:内容に応じて要相談としています
どの会社に依頼する場合も、見積もりの段階で「何が月額に含まれ、何が追加費用になるのか」を確認しておくと、運用開始後に想定外の費用が発生するのを防げます。
NB2の料金プランと内訳
ここからは、NB2の実際の料金をご紹介します。金額はいずれも税別です。
初期費用:100万円前後
**初期費用は100万円前後です。**前述のとおり、ヒアリング・コンセプト設計、チャンネル開設、チャンネル素材の作成、SEOの強化が含まれます。
開設前の設計は、その後のチャンネルの伸び方を大きく左右します。私たちが初期費用として設計の工程にしっかり時間と費用をかけているのは、この土台づくりが、公開後の運用の成否を分けると考えているからです。
月額プラン:スタンダードプランとフルプラン
月額プランは、スタンダードプランとフルプランの2つです。
スタンダードプランは、企画作成、サムネイル制作、SEO改善、投稿設定、分析、改善施策提案を行うプランです。動画の撮影と編集は含まれません。社内で撮影・編集を行える場合や、動画編集は別の外注先に依頼している場合に、企画や戦略、分析・改善の部分をNB2が担う形です。
フルプランは、スタンダードプランの内容に加えて、撮影と編集まで含むプランです。企画から撮影、編集、投稿、分析・改善まで、運用を一貫してお任せいただけます。
どちらのプランも、週あたり・月あたりの投稿本数によって費用が変動します。目安として、毎日投稿のフルプランをご希望いただいた場合は、1本あたり6〜7万円になります。投稿頻度やご希望の業務範囲をうかがったうえで、お見積もりをご提示しています。
最低契約期間を半年〜1年としている理由
NB2では、最低契約期間を半年〜1年としています。
私たちの支援経験では、再生数は立ち上げから3ヶ月以内に伸び始めることが多い一方、問い合わせや予約といった事業の成果として手応えを感じられるまでには、数ヶ月から1年程度は見ておく必要があります。数ヶ月で契約を終えてしまうと、チャンネルが育ち始めたタイミングで運用が止まり、それまでにかけた費用が成果につながらないまま終わってしまうおそれがあります。
ただし、契約期間を長くすれば必ず成果が出るわけではありません。だからこそ私たちは、契約期間中に分析と改善を重ね、チャンネルが成功する確率をいかに上げられるかを追求しています。
費用の安さだけで選ぶと失敗しやすい理由
YouTubeの仕組みを理解せずに運用すると、数値は伸びにくい
動画のクオリティが高くても、それだけでYouTubeの数値が伸びるとは限りません。誰に向けた企画なのか、視聴者のどんなニーズに応えるのか、YouTubeの仕組みやアルゴリズムを踏まえてどう届けるのか。こうした戦略がないまま投稿を続けても、狙った視聴者に動画が届きにくいためです。
制作のみの会社は費用を抑えやすい一方で、企画の方向性や数値の分析・改善は、自社で担う必要があるケースが多くなります。社内にそのノウハウがない場合、費用を抑えたつもりでも、成果につながらない運用を続けてしまうことがあります。
支援事例|制作会社から乗り換え、半年で1本あたりの平均再生数が10〜50倍に
NB2が支援してきた10以上の企業チャンネルの中から、一例として、美容業界の企業の事例をご紹介します。
この企業は、以前は制作のみを請け負う会社にYouTubeを依頼して運用していましたが、数値がまったく伸びず、NB2にご相談いただきました。動画1本あたりの平均再生数は、100回前後にとどまっていました。
私たちが考えた一番の問題は、YouTubeの仕組みやアルゴリズムを理解していない状態で運用されていたことです。そこでNB2の支援では、ターゲット層をしっかり狙った企画、YouTubeのアルゴリズムを理解したうえでの戦略、視聴者からの評価やファン化を進めるための施策など、複数の施策を組み合わせて、数値とチャンネルの状態の改善に取り組みました。
その結果、支援開始から半年ほどで数値が改善し、現在は動画1本あたりの平均再生数が1,000〜5,000回の間で推移しています。改善前と比べて、およそ10〜50倍です。
執筆者・石橋の視点
費用を抑えること自体が悪いわけではありません。ただ、YouTubeは「動画をつくれば見てもらえる」媒体ではないと私は考えています。何にお金を払い、そこにどんな成果を期待するのか。依頼先を選ぶ前に、この点を社内で整理しておくことが、遠回りに見えて一番の近道だと感じています。
YouTube運用代行の費用対効果はどう考えるか
「何ヶ月で回収できるか」は、正直やってみないとわからない
見積もりや依頼の前に、もっとも多くいただく質問が「費用対効果はどれくらいか」「何ヶ月で費用を回収できるか」というものです。
執筆者・石橋の視点
正直にお話しすると、何ヶ月で回収できるか、どれくらいの効果が見込めるかは、実際にやってみないとわからないと考えています。業種、商品・サービスの単価、出演者、投稿頻度、競合の状況など、成果を左右する要素があまりに多いからです。ここで**「○ヶ月で必ず回収できます」とお約束することは、誠実ではない**と私は思っています。
高単価の商品・オンラインサービスほど向いている傾向
そのうえで、私たちの実感として、YouTubeは高単価の商品を販売している企業や、オンラインでサービスを提供している企業ほど、費用対効果を出しやすい傾向があります。動画を通して信頼が積み上がると、価格だけで比較されにくくなり、相場より多少高い価格帯でも納得して選んでいただけるケースが多いためです。この点は、「YouTubeマーケティングとは?メリット・デメリットと成果の出し方」でも詳しく解説しています。
ただし、向き不向きは一概には言えません。1店舗で営業している企業でも、YouTubeを集客の軸にして、年間で数億円規模の売上につなげている方もいらっしゃいます。費用対効果は、本当に企業ごとにまちまちです。
支援事例|YouTubeを含むマーケティングで会社が大きく伸びたケース
NB2が支援してきた企業の中から、費用対効果の参考になる事例をご紹介します。いずれも10以上の支援チャンネルの中の一例であり、同じ成果をお約束するものではありません。
健康系の企業:年商3,000万円から10億円へ
YouTubeを含むマーケティング全体に力を入れた結果、年商3,000万円から10億円まで会社が伸びた企業です。NB2は、そのうちYouTubeの運用を約5年にわたって支援させていただきました。
美容系の1店舗:年商約6億円、集客の半分以上をYouTubeが担う仕組み
前述の1店舗で営業している企業は、美容系です。年商は約6億円、利益は1〜2億円ほどで、集客の半分以上がYouTubeから生まれる仕組みと導線づくりを支援しました。さまざまなサイトからYouTubeに流れてくる視聴者に加え、YouTube単体でも新たな視聴者を獲得し、動画を通して興味を深めてもらい、信頼を積み上げたうえで予約へとつなげる流れをつくっています。店舗数が少なくても、YouTubeで信頼を積み上げることで、会社が大きく伸びるケースがあります。
このほかの事例は、「企業YouTube成功事例5選|業種別に見る成果と共通点」でご紹介しています。
見積もり・依頼前に確認したいポイント
YouTube運用代行の見積もりを比較したり、依頼先を決めたりする前に、次のポイントを確認しておきましょう。
業務範囲はどこまで含まれているか
企画作成、撮影、編集、サムネイル制作、投稿設定、分析、改善施策の提案のうち、どこまでが費用に含まれているかを確認します。特に、分析と改善施策の提案が含まれているかどうかは、成果に大きく影響します。制作だけが含まれている場合は、企画の方向性や改善を自社で担えるかどうかも検討してください。
初期費用・追加費用・最低契約期間
初期費用に何が含まれているか、どんな場合に追加費用が発生するか、最低契約期間はどれくらいかを確認します。月額費用だけを見て比べると、初期費用や追加費用を含めた総額で大きな差が出ることがあります。
チャンネルの所有権と権限の扱い
運用代行に依頼する場合でも、チャンネルは会社として管理できる状態にしておくことが大切です。YouTubeの公式ヘルプによれば、YouTube Studioの「チャンネルの権限」機能を使うと、チャンネル所有者のGoogleアカウントにアクセスさせることなく、外部のパートナーなどに役割ごとの権限を付与できます。NB2では、ログイン情報をそのまま共有するのではなく、必要な役割だけを付与していただく形をおすすめしています。契約終了の際にも、権限を見直しやすいからです。なお、操作画面は変更されることがあるため、設定の際は公式ヘルプもあわせてご確認ください。
内製やYouTubeコンサルなど、ほかの選択肢もあわせて検討する
外注だけでなく、内製で取り組む選択肢もあります。判断基準は「YouTube運用は内製と外注どちらがいい?判断基準と併用パターン」で解説しています。また、撮影や編集は自社で行い、戦略面だけ専門家の助言を受けたい場合は、YouTubeコンサルという選択肢もあります。
まとめ:YouTube運用代行の費用は「業務範囲」と「期待する成果」で選ぶ
YouTube運用代行の費用は、どこまでの業務を任せるかによって大きく変わります。制作のみの会社と、YouTubeの仕組みを理解して戦略的に運用する会社とでは、体感として倍以上の価格差があります。また、1本あたりの単価は投稿本数によっても変わるため、単価と月の総額の両方を確認することが大切です。
費用を比較する際は、次の3点を意識してください。
- 金額だけでなく、企画・分析・改善施策の提案まで、どこまでの業務が含まれているかを確認する
- 初期費用、追加費用、最低契約期間を含めた総額で比較する
- 費用対効果は企業ごとにまちまちであり、成果の手応えまでには数ヶ月から1年程度かかることを前提に、中長期で取り組めるかを判断する
YouTube運用代行のご相談は株式会社NB2へ
株式会社NB2では、チャンネルの立ち上げから企画、撮影、編集、投稿設定、分析・改善施策の提案まで、企業のYouTube運用を一貫してサポートしています。ビジネスを伸ばしながら、クライアント様にできるだけ快適に、のびのびとYouTubeに取り組んでいただくことを大切にしています。「自社の場合はどれくらいの費用になるか知りたい」「スタンダードプランとフルプランのどちらが合うか相談したい」といった段階からでも、お気軽にご相談ください。
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この記事の執筆者
石橋 孝紀(株式会社NB2 YouTubeプロデューサー) YouTube運用代行として5年間、企業系10チャンネル以上の立ち上げ・運用を支援。中長期で成果を積み上げる運用と、クライアントが楽しみながら続けられる関係づくりを大切にしている。
出典・参考